バストゥーク共和国
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クォン大陸の南方に、技術に長ける民ヒュームが建国したバストゥーク共和国。
伝説ある騎士団を持つサンドリア王国、魔法大国ウィンダス連邦などに
くらべるとその歴史は浅いが、ヒュームの産業に対する臭覚が
バストゥークの急速な発展をもたらした。
数年毎にヒュームの中から選出される大統領が、主導的に国政を担っている。
元々は希少金属ミスリルの鉱山から発達した街だったが、
金属の精製や加工が盛んになった昨今では、むしろ工房都市として名高い。
街の南部には、腕力に秀でたガルカ族が多く住み、
採掘や鉱山開発に大きく貢献しているが、ヒュームとの間にある確執は根深い。
周辺には、草木も生えぬ厳しい大地グスタベルグが広がっている。
バストゥークでの暮らし
文化
昨今では、天才技師シドの登場によって、クリスタルエネルギーを利用した発動機も使われるようになり、技術進歩に拍車がかかっています。ガルカ族の豊かな精神文化は、ヒューム族の物質文化に同化されて急速に失われつつあり、今では、バストゥーク文化=ヒューム文化と言っても過言ではありません。
生活水準
また、鉱物の輸出で得た潤沢な資金によって、大量に食料が輸入されてはいるものの、全ての民が豊かに生活できるレベルにはほど遠く、元々作物が育たない地域なので、食糧不足も深刻な問題になりつつあります。
風土
ただ、代わりに、銅・鉄・銀・金・ミスリルを始めとする鉱物資源には恵まれており、共和国の富の源となっています。
バストゥークの軍事力
軍制
共和軍団
軍務省の戦略指令局が管轄する軍団。共和国軍の主力であり、全4個軍団が存在する(うち、ひとつは海軍)。
軍団は、10名の歩兵からなる小隊、十人隊(指揮官は十人隊長)を最小単位としている。その十人隊が10隊集まって、百人隊(指揮官は百人隊長)、さらに百人隊9隊に工兵隊を加えて、千人隊(指揮官は千人隊長)が編制される。そして、この千人隊7隊に、重装歩兵隊と砲兵隊もしくは騎兵隊、さらに輜重隊、合わせて3千名ほどを加えて、1個軍団が編制されているのである(指揮官は軍団長)。つまり、計算上、共和軍団の兵力は4万人近くに達し、その数は他の人間諸国と比べても抜きん出ていることになる。
ただし、これにはからくりがある。平時、陸軍の1個軍団と海軍の1個軍団が現役を務め、残りの2つの陸の軍団は、十人隊長以下がすべて予備役となっているのだ。しかも、兵役が免除される様々な方法も用意されているため、実際に軍務についている兵士の数は、現役軍団中でも規定の3分の2にも達していないのが現状である。
また、兵役を誰かと代わってもらうことも認められているため、困窮したガルカが報酬と引き換えに肩代わりしているケースも多く見られる。ただ、結果として彼らは職業軍人に近い存在となり、皮肉にも軍団の能力は底上げされている。
鋼鉄銃士隊
隊員は、共和軍団からスカウトされたエリート兵たちであり、最新の銃装備を支給されている上、獣人との実戦経験も豊富なため、その戦闘能力は極めて高い。
黄金銃士隊
補給はおろか、連絡さえ困難な僻地や敵地での行動を余儀なくされるため、各隊・各人は独自に判断して動けるように厳しく訓練されている。その編制は鋼鉄銃士隊と似ているが、総数は60隊程度である。
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